FC2ブログ

となりのあすら

人の痛みは「心霊現象」である。整体という仕事を始めてから起こった様々な心霊現象を書いていきます。

8.荼枳尼天(ダキニ天)

妻(まやみ)がお稲荷さんに商売繁盛の願掛けをしてきたせいで、身内の私が魂を喰われるかもしれない。

そもそも、魂を喰われるってどういうことなのだろうか?

よくお稲荷さんを会社に祀っている大会社の社長の2代目が、放蕩息子で会社を潰すケースがあるがそういうことらしい。稲荷狐は身内の魂の前頭葉の部分を食べるそうだ。前頭葉は知性や倫理観を司る部分だ。そこを喰われたものは、欲と本能だけで生きるようになり、その家を潰すそうだ。

(はあ?冗談じゃないぞ!)

私は後日、6月の初夏の陽気の頃、妻と成田山新勝寺の稲荷に「願解き」に行った。ちょうど「関東36不動霊場」の御朱印を頂くついでにちょうど良かった。

成田山新勝寺では、先ずは本堂で護摩修行を見学させて頂きながら、一心不乱に不動明王にお願いをする。

ぼうぼう燃え盛る炎を見つめ、僧侶の方々の読経を聞きながら、「いつもお力をお貸しいただきありがとうございます。これからも、魔を退治するためのお力をお貸しください!」と一心にお願いをする。


気も引きしまったところで、まやみと稲荷神社へ向かった。

その稲荷神社は新勝寺の広い敷地の左隅にあった。「荼枳尼天」と書いてある。ダキニ天??

「ここは、神社じゃなくて仏閣なんだよ。」 とまやみが言った。

荼枳尼天とは白い狐に乗った女天の事だ。その荼枳尼天を祀る社は、参拝者からのお皿に乗った油揚げが多く祭壇に乗っていて、すがすがしい感じで、とても人に取り憑く狐が居るようには思えない。

「私がお参りしたのは、その本堂の裏にあるよ。」 と言うので、行ってみたら、本堂の右奥にもう一つ小さい社があった。

その社が放つ何とも言えない不気味さに、思わず息を飲んだ。そしてその社の横手を見て、恐怖に凍り付いた。

多くの檀家さんが奉納したのだろう、陶器で作られた稲荷狐が所せましと並んでいたのだ。

(こ、こ、こんなところのお稲荷さんに商売繁盛をお願いしたのか??) 私は絶句した。

とにかく願解きをしなければ!妻と一緒に、(商売繁盛をお願いしたことはなかったことにしてください)と、心の中で一生懸命お願いをした。

この願解きで、本当にお稲荷さんが「よし分かった。」と言ったかどうかは知らない。

しかし、後日、私はここに行ったことを後悔した。

要らぬ頂き物をもらってきてしまったのだ。


《続きます》

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する