となりの小狐丸

整体という仕事を生業にして、人の身体に触れてきたことで見えてきた目に見えないものの不思議をご紹介します。

1、きっかけは激しい肩こりと頭痛

当ブログへご来訪の方、初めまして。やわらぎ太郎と申します。

私は、整体の仕事を生業として15年が経ちました。その人の身体に触れて仕事をしてきた中で不思議な事と出会い、「人の身体」に対する考え方が大きく変わりました。

その不思議な出来事を時系列に書いていきたいと思います。

≪きっかけは激しい肩こりと頭痛≫

37歳の時、私は平屋で店舗もやっていたが、開業当初からやっていた「出張整体」のお客さんも多くまだ残っていた。

ある土曜日の夕方、菅野さんというお客さんのご依頼でその方の家に出張で伺った。

「うちの栄ちゃんがおかしいのよ」 50代主婦の菅野さんが言われた。栄ちゃんとは菅野さんの娘だ。

「おかしい?何か面白いことでも始められたのですか?」

「そうじゃなくて(怒)!家に帰省の途中で、電車の中で激しい頭痛と肩の痛みで立ってられなくなって、からがら帰ってきたのよ」

この度、菅野さんの義母様が亡くなられ(栄子さんのおばあさん)、その葬儀のため帰省の途中にそれは起こった。突然の激しい頭痛と吐き気は脳出血が疑わしい。その旨を話すと、いや、この2,3日前から寝違えとひどい頭痛があったのが酷くなったそうだった。

奥へ上がらせて頂くと、奥の和室にへたれ込むように栄子さんが座っている。その姿は病人そのものだった。

(うわぁーヤバそうだ) と思ってもおくびにも出さず、帰りたい気持ちをグッと抑え、施術に挑む。

先ずは経絡というツボのラインの張りから内臓の凝り、緊張を探るのだが、どの経絡を触っても「ぎゃぁああ」と絶叫である。

肩を触ると左肩が盛り上がっていて、掴むと「やめて、やめて」 と逃げる。

(うわぁーやっぱりヤバい。よくなる気がしない)


全身を揉んでいても「痛い、苦しい、気持ち悪い・・・」 と言うのみ・・・

私自身も冷や汗が止まらない。

頸に通る経絡は緩めた(大腸経、胃経、三焦経)。スジも引いた。やることは全部やった。

「どうですか?」

「苦しい‥‥」

「・・・・・・」

このままじゃ帰れない。いや、帰してもらえない。どうしよう・・・窓から逃げようか・・・

その時ふと思った。

(何で帰省されたんだっけ・・・・おばあさんの葬儀・・・葬儀・・・・)

もしかしたら、おばあさんが肩に乗っているんじゃないか?

技の選別は決まった。

私が習った整体術に古武術の秘術と言われた技がある。

「神活」という技である。

私の師匠、島津兼治師は、弟君が心不全で心肺停止状態になったとき、この技で見事に黄泉の淵から連れ戻したという。

この「神活」を栄子さんの首の付け根にバシーンと叩き込んだ!

栄子さんの両手に電気のような痺れが走る。

「ぎゃぁあああ」

それですっかり栄子さんは良くなった。嘘のように良くなった。

「あー楽になった」

良かった。本当に良かった。やはり、おばあさんが肩に乗っていたのか?そんなことってあるのか?

そんなことを考えながら家路に戻る帰り道、今度は私が頭痛がしてきた・・・・・

(続く)

記事に出てくる氏名はすべて仮名とさせて頂きます事ご了承ください。



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