となりの小狐丸

整体という仕事を生業にして、人の身体に触れてきたことで見えてきた目に見えないものの不思議をご紹介します。

2、きっかけは激しい肩こりと頭痛(2)

菅野さんのお嬢さん、栄子さんの施術から次の日、私の頭痛は収まった。

(やはり気のせいだったのかな?勘違いかな?)

と、狐につままれた気分だが、人間熱さ過ぎれば忘れるものである。

その3日後に、森口さんという菅野さんがご紹介してくれた、菅野さんのお友達の50代の女性からの出張施術依頼があり、平日の昼下がりの午後、私は森口さんのお宅にお邪魔した。

「なんか、この間から左肩が痛いのよ」

森口さんは左肩をさすりながら言う。

「いつから痛いのですか?」

「菅野さんのおばあちゃん亡くなったでしょ?この間の日曜日、菅野さんの家にご焼香にいってから具合が悪いのよ」

私は冷や汗が出てきた。おしっこをちびりそうになった。もしかしておばあさん・・・?

先日の土曜日、栄子さんの頸の付け根を「神活」で叩いて楽になって、私が頭痛になったけど次の日には痛くなかった・・・

ということは、おばあさん、私の身体から離れて祭壇に戻り、今度は森口さんに憑いたのか??

森口さんの左肩を掴んでみると、頸をすくめて「痛たたたた」と叫ぶ。栄子さんの時と同じだ。

疑惑が確信に変わった。

(おばあさんここにいる!!)

ただ、なぜ菅野さんや息子である菅野さんのご主人に憑かないのかって?

答えは簡単、おばあさんはその二人と仲が悪かったからである。

技の選択は決まった。

私は森口さんの左肩に手を当て、心の中でつぶやいた。

(おばあさん、ごめんなさいね。これから森口さんをぶっ叩いてあなたを追い出すけれど、僕を恨まないで成仏してね)

バシーン!バシーン!バシーン!

「ひゃぁああああ」

という悲鳴を上げて電流のような痺れが森口さんの両手を走る。そして森口さんの左肩は柔らかくなった。左肩をつまんでも痛がらない。

そして私の頭痛が始まった。これが嫌なんだよなあ。

結局私の頭痛も次の日には消えていた。しかし、栄子さんのこと、森口さんのことを考えると幽霊が肩に乗るということはあるのかもしれない。いや、そうとしか説明できない、と思った。

おばあさんは菅野さんと仲が良くなかったが、そんな菅野さんに取り付いて苦しめてやろう!というのではなく、頼れる血の繋がった孫娘や菅野さんの友人に憑くということは、死んでしまった自分にパニック状態になって助けを求めていたのかもしれない。

その後、菅野家の人々に、激しい肩こりや頭痛が起きていないのを見ると、成仏してくれたかな?と思った。




※≪注意≫上記の方法は絶対に真似をしないでください。後日にブログで書いていきますが、とんでもないことになりますのでご注意ください。


記事に出てくる氏名はすべて仮名とさせて頂きます事ご了承ください。

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