となりの小狐丸

整体という仕事を生業にして、人の身体に触れてきたことで見えてきた目に見えないものの不思議をご紹介します。

25、狐憑き

(前回の続き)

私が「守護霊様」だと思っていた存在は、紫音さんの「狐」だった。

「きっさま~!!ぶっ殺してやる!!」

私の頸を自分でギュウギュウ締めたが、私が苦しい。頭をボカボカ殴ってみたが私が痛い。

(待て、俺、一旦落ち着け。)私はいったんダウジングセットを置き、ネットで「狐」について調べた。

「人に取り憑く狐」には何種類かいる。「野狐」という野良狐、稲荷神社の狐がはぐれた「白狐(びゃっこ)」、金毛九尾の狐の末裔の「オサキ」、忍者や狐使いと呼ばれる輩が使役していた「管狐」、そして、「人狐」と呼ばれる狐も狐使いに使役していた狐だ。

そして、ある方のサイトにこう書かれていた。

「『霊能者』と呼ばれている人は、そのほとんどが『狐憑き』である。その妖力を持つ『狐』が取り憑くことで、その人本人にも一時的に霊能力の力が出現しているに過ぎない。」と。


これは、私もショックだった。「霊能者です」と言われ、喜んでいた足元がグラグラと崩れ始めた。

私はダウジングセットにて狐を呼び出した。

「お前はいつから俺に憑いていた??」 という質問に、「1年前か?」、「半年前か?」と質問を絞っていくと、どうやら、紫音さんが久しぶりに来た、昨年の5月頃らしい。

「お前は何の狐だ?」 という問いに、「野狐」でもなく、「白狐」でもなく、「オサキ」でもなく、「管狐」でもない。「人狐か?」という問いに「YES」と答えた。

(人狐か・・・・) 人狐とは狐使いに使役する狐で、術者が狙った相手に取り憑かせ、病気にさせたりおかしくさせたりするらしい。

「お前の目的は何だ?」 という問いには頑として答えない。敵ながら太々しい奴だ。

「俺が確認したウチにいた不成仏霊はお前のまやかしだったのか?」 と言う問いには「NO」だった。

「じゃあ、あの不成仏霊達は本当にいたのか!!?」  「YES」

「何故俺に教えた??紫音さんを悪者にして俺との仲を裂くために貴様、嘘こいてたのか??」  「NO」

この質問を追求したところ、この狐が言うには、紫音さんが他殺された不成仏霊を置いていったことは秘密の命令だったけれど、彼女からの絶縁宣言を受けて、自分の仕事も終わったと思い、紫音さんに自分を回収してもらいたくて、私に他殺された不成仏霊を憑けたらしい。そうすれば私が紫音さんを呼ぶだろう、と思ったら、私が不成仏霊と交信するとは思っていなかったそうだ。

思えば可哀そうな狐だ。戦地に置き去りにして本隊は撤収したに等しい。今、この狐は捕虜になっている。

「一つ聞きたいが、俺は霊能者か?」

「NO」

(ガクッ)

「それじゃあ、不動明王様のお力と思われたものはお前のおかげだったのか??」 

「NO」

(はぁ、それは良かった。不動明王様からお借りしているお力は、この狐と別物らしい。)

「そんじゃ、ご苦労さん。お前、紫音さんのところにさっさと帰れ。」

「NO」

(はぁあ??このまま居候を決め込むつもりか??!)




(続きます)

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24、馬脚を現す

きっかけは、ある「不動明王」に関する本だった。

昨年の12月にアマゾンで注文し、「在庫切れの為、受注出来次第お届けします」という表示が出たまま2月を過ぎても届かない。

よく見たら初版は10年くらい前だ。私は守護霊様にダウジングで尋ねた。

「この書籍の作者はお亡くなりになっているのですか?」------------「YES」

(何-??亡くなられている??) その著者をgoogleでググってみたら、ある宗教団体の主催者だった。そしてブログも書いているけれど、昨年の11月18日以降更新されていない。

「最近までブログを書いていたようですし、このサイトに『亡くなった』なんて書いてありませんけれど、本当に亡くなられたのですか??」------------「YES」

「この11月18日以降になくなられたと??」------------「YES」

確かに、毎年ブログに更新されているようである「今年の不動明王のお言葉」が2月になっても書かれていない。

(私はサイトにも書かずに秘密にしていることまで知ってしまったのか??) この時私は、守護霊様との交信によって、人が知りえぬことまで知ることが出来てしまう自分に興奮し、また恐怖した。

(霊能者とは、ここまで特権を持っているのか!!あぁ自分の能力が怖ろしい‥…)

しかし、そのサイトは2月18日にちゃんと更新されていた。その著者は生きていたのだった。

「・・・・・・・・・・・・」

ダウジングセットを取り出して守護霊様に聞いた。

「守護霊様、あの本の著者、亡くなったって言いましたよね?」------------「YES」

「ブログ、更新されていますけれど・・・・・」------------「YES」

「あの~、間違われたのですか?」------------「YES」

(はあ??間違えた挙句にあっさり間違いを認めるのか??) 怪しい!この守護霊様怪しいぞ・・・・・・・・・・

私はある直感がピーンと働いた。本当に直感としか言いようがない。私は、12センチほどの銅でできた不動明王像をダウジングカードの前に置き、ラピスラズリをぶら下げて聞いた。

「お前、守護霊様なんかじゃなく、紫音さんのとこの狐だろう??」

「YES、YES」

(そんなヴぁかなぁー!!!)顎が外れるほど仰天した!!私が守護霊様だと信じ、様々な人に自慢してきたこの存在は、紫音さんの狐だったのか!!
 

(続きます)

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23、狙われた家

(前回の続き)

ダウジングによる「守護霊様」は、ウチに他殺された不成仏霊達を置いていったのは紫音さんだという。

(いや、絶対そんなことは無い。信じられない。) 私はダウジングで守護霊様に聞く。

「それじゃぁ、何の目的で不成仏霊を置いていったんですか??ウチを潰したいいのですか?」------------「NO」

「私に恨みがあるのですか??」------------「NO」

「それなら・・・・・・・ターゲットは内の妻(まやみ)ですか?」------------「YES」

(まやみが標的・・・・・・なんで?なんでなの???)

「まやみに恨みがあるのですか?」------------「NO」

「それは、妻(まやみ)に出て行ってもらいたいからですか?」------------「YES」

そこまで聞けば鈍感な私でもわかる。

「つまり、妻を追い出してウチに入り込みたいということですか?」------------「YES」

「・・・・・・・・・・・・」

紫音さんは結婚をしていない。女性友達の家に同居(いわば居候)して生活している。

「それでは、次のヤドカリの宿をウチに定めたということですか??」------------「YES」

ショックで何も言えない・・・・・・・・・。そんなはずはない。絶対そんなはずはない。と、思いながらもどこかその疑惑を払拭できない。何故なら、私が叔父の浄霊をしてもらってから一年後に現れた紫音さんはどこか変わっていたからだ。

師匠が統合失調症になったこともまるで他人事のように話していた。妻から聞いた、日本拳法の道場での『魔』のキャッチボール中継も、おかしいと感じた。もしかして・・・・・・・・

「もしかしてですけれど、紫音さんは部下である「式」に取り込まれているんですか?」

「YES」

目の前が真っ暗になった。一番信じていた人が黒幕だったなんて・・・・・しかも、ウチは紫音さんに狙われていたのか??私が紫音さんを絶対的に信頼していたのは確かである。その信頼する心を利用して、ウチに転がり込むために殺された不成仏霊を利用して、妻を精神的に追い込んで追い出してまで自分の目的を遂行したいのか?? 人はそこまで人の心を捨てられるのか??

(絶対うそだぁー!!)

私は、妻に事のいきさつを全部話した。

妻は、怖がってビビッて「実家に帰らせて頂きます。」と言うに違いない。と思いきや

「ふぅん、やっぱりね」

と、言った。

「なんで?なんでそう思うん?」

「だって彼女(紫音さん)からカビ臭い臭いがしたから。彼女は何か『魔』がいるよ。」

妻はそこまで冷静に紫音さんを観察していたのか??末恐ろしい女だ。私もカビ臭くないか自分の身の回りをクンカクンカ臭いを嗅いだ。。

「私、許せない。」 妻は怖がるどころか憤慨していた。

「そんなに俺のために怒ってくれてるの?」

「このあたしに喧嘩を売ったことが許せない!!」

「・・・・・・・・・・・・」

妻の産土の神は「素戔男尊(スサノオノミコト)」、荒ぶる神である。今彼女は荒ぶり怒り狂っていた。





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22、他殺された不成仏霊(3)

(前回の続き)

肩に手を当て、不動明王真言を唱える。すると、私の頭を何かがゆっくり通り過ぎて行くのが分かった。一瞬頭が締め付けられるような違和感。しかしそれが頭のてっぺんを抜けていくと違和感は全くなかった。

「守護霊様、彼女はあの世に行きましたか?」------------「YES」

(よかった・・・・・・) これで、 うちは事故物件から解放された。

と思いきや、ことは収拾していなかった。まだ他殺された不成仏霊が2人ウチにいた!!

「守護霊様、まだ実は他殺された不成仏霊いるんじゃないですか?」

と尋ねたら、「YES」と答えたことで発覚した。

これ以上はその他殺された不成仏霊に関しては書けません。ただ、残る2人も、ダウジングで質問していった結果、年代と、年齢にわずか1年の誤差があったけれど、ほぼ質問の応答に合った事件が見つかった。残る2人の事件も有名な事件で、その残虐さと被害者の無念を思うととても書けません。

ただ、残る2人はとても憔悴しきった様子で、2人とも、『魔』が体に入り込んでいた。しかし、この二人もあの世に行ってくれた。

この二人を浄霊して私は疲れ切ってしまった。

だが待てよ。殺された不成仏霊が1人なら、誰かに憑いて迷い込んだ可能性はわかる。しかし3人はおかしくないか??そんなにウチは殺された不成仏霊が集まるサロンになっているのか??

そして、こんな凄い不成仏霊が3人もウチにいて、昨年12月にウチに来た紫音さんは気が付かなかったのか??おかしい。そんなはずはない!

「守護霊様、この不成仏霊達がいたことに紫音さんは気が付かなかったのですか?」

「NO」

「何?それでは知っていたと??」

「YES」

「え?、え?、ぇええ?それでは・・・・もしかして、もしかしてですけれど、この他殺された不成仏霊をウチにおいていったのは紫音さん??」

「YES」

(嘘だぁあー・・・   嘘だぁあー・・・   嘘だぁあー・・・     )

(続きます)

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21、他殺された不成仏霊(2)

(前回の続き)
我が家は、他殺された不成仏霊が棲む「事故物件」になっていた。

(いやだぁ、いやだぁ、そんなのいやだぁ。)

何故、真面目にコツコツ生きてきたつもりなのに、一生懸命仕事を頑張ってきたつもりなのに、こんな目に合わなければならないの?悲しくて泣きたくなってきた。

しかし、いったい何時からいるんだ??

「あなたは、いつからいるの?」 という質問に、「一年以内?」「半年以内?」と質問を絞っていくと、どうやら去年の12月にうちに来たらしい。なるほど、合点がいく。今年に入ってガクンと売上が落ちたのはこのせいか??しかし、12月は結構忙しかったんで、誰についてきたのかさっぱり分からない。

とにかく、殺されたことについてはお悔やみ申し上げ、一刻も早く天に昇ってもらおう。私は、一也さんに教えてもらった方法をし、肩の張りに手を当て、不動明王真言を唱えた。

「守護霊様、彼女は天に行きましたか?」----------------「NO」

(なにーーーー??) 何故行かない?今までは、施術の中でこの方法で不成仏霊の浄霊に成功していたのに・・・・・・。いや、もしかすると・・・・・・・。

「守護霊様、彼女には『魔』が憑いてますか?」

「YES」

(マジカ??) 『魔』がいると浄霊出来ないのか??それじゃあ、彼女はこのままウチの住人としてお客さんのお出迎えをしていくことになるのか??(いやだぁ、そんなのいやだぁ!)

私は意を決した。彼女の中の『魔』を駆逐する!と。

「南無大聖不動明王、南無大聖不動明王、南無大聖不動明王」 と三回唱え、心を落ち着かせる。

そして、彼女が乗る左肩に手を当て、眼を瞑り深くイメージをする。

(ここからは、私のイメージです。)
彼女の存在を朧気に確認し、不動明王になった私が彼女の目の前にジャーン!と現れる。驚きたじろぐ彼女を不動明王の左手に持つ羂索(縄)で彼女をグルグル巻きにし、「やめろー、やめろー」と泣き叫ぶ彼女を、背に背負う迦楼羅焔(かるらえん。迦楼羅の形をした炎)でゴウゴウと火あぶりにし、「ぎゃぁあーー」と頸を左右に振り絶叫する彼女の胸に、右手に持つ「倶利伽羅剣」で、一突き!!その剣を上方に切り上げると、剣の先に刺さった獣のような真っ黒の『魔』が出てきた!!その『魔』を空中で八つ裂きに切り刻んで迦楼羅焔で炭になるまで焼いた。(※文はあくまでイメージです。)

「守護霊様、彼女の『魔』はまだ彼女の中にいますか?」--------------「NO」

「彼女は無傷で無事ですか?」---------------「YES」

良かった!!不動明王様の剣と炎は人の魂は傷つけない、と聞いたので思いつきでやってみたけど効果あったようだ。ただ、このイメージはかなり意識を集中するので疲れた。

(続きます)

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